横須賀市自然・人文博物館が生まれ変わる 最新デジタル技術で時代に合った展示に 30年度完成目指す

目玉展示の一つ、ナウマンゾウの全身骨格模型

 三浦半島唯一の総合博物館として知られる神奈川県横須賀市自然・人文博物館(同市深田台)が2030年度の完成を目指し、リニューアルを計画している。展示内容や方法を刷新するため、開館から半世紀で初めての大規模リニューアルとなる。最新のデジタル技術も取り入れ、市外からも呼び込める施設に生まれ変わらせたいとしている。

 同館は自然博物館として1970年に開館。その後、人文館を増築し、83年に自然・人文博物館となった。人類誕生前から現在に至る市の歴史や、三浦半島の自然や生物などについて学べる。1867年に市内で見つかった世界初のナウマンゾウの化石のレプリカや、高さ約2メートルの全身骨格模型、生物の標本などが展示されている。

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