「捨てるのちょっと待った!」実は意外と使える二枚貝、もったいないから捨てないで。

釣りすぎたアジを干物にして、晩酌でいただく。だけどちょっと物足りない…そうだハマグリでも焼こう! そんな釣り人って結構いるのではないでしょうか。でも、貝がらって食べられないし正直、邪魔…ってないがしろにしないで! 素敵な使い道を紹介しよう。

●文:ルアマガプラス編集部

炙り焼きするなら、貝類は必須。

自宅で何か焼きたいけど、焼き肉をすると煙がすごくて部屋にニオイが…だけど海鮮なら脂ノリノリじゃないかぎり、そんなに煙が出ないので手を出しやすい。特に貝類なんかお酒がグイグイ進むし毎晩でももやりたいところ。

先日、ハマグリが手に入らず大アサリを焼いた際に「貝がらって燃えるゴミだっけ?」と考えているうちに捨てるのを忘れていたので、この際だからリメイクすることに。ちなみに貝がらは燃えるゴミになるようだ。厳密に言うと自治体によるので、お住いの地域で調べるのがよいだろう。

磯丸水産・かに味噌甲羅焼を貝がらで作る

海鮮居酒屋チェーン店「磯丸水産」では、新鮮な海産物をいただくことができる。なかでも人気メニュー『蟹味噌甲羅焼』は、お店に訪れたことがある方なら一度は口にしたことがあるのではないだろうか。そこで、今回は甲羅の代わりに貝がらで蟹味噌を焼いてみることにする。

― 蟹味噌貝がら焼きの作り方

用意するのは蟹味噌、お財布の厚さ次第では蟹の身を用意してもよいだろう。正月明けだと年末年始の需要から外れたことにより、破格で手に入れることができるので来年は必ずチェックしてみてほしい。

  • 蟹味噌 1缶
  • 蟹の身(カニカマでも可) 1缶
  • 味噌 適量
  • 砂糖 適量
  • 顆粒だし 適量
  • 酒 適量
① 適当な容器に蟹味噌をぶち込む。
② 蟹の身をぶち込む。
③ 好みの味噌を投入。好みで良いが、今回は大さじ1だ。
④ 大きなムラができないよう混ぜる。
⑤ 砂糖、顆粒だしを追加。今回は砂糖 大さじ1、顆粒だし小さじ1を投入した。

どうだろう、見た目はすこぶる悪いが気にしなくて良い。葉ねぎを加えてやると、良いが今回は手元になかったので断念した。

あとは、貝がらに蟹味噌ペーストを詰め込めば完成だ。欲張ってたくさん入れてしまうと、焼いたときに吹きこぼれるので6〜8分目くらいが好ましい。

油分があったほうが旨味を強く感じることができるので、焼く際にはマヨネーズを乗せてやると良いだろう。ふつふつと沸いてきたら完成。マヨネーズを混ぜ混ぜして、ちびちびと箸でつつけばお酒が止まらなくなる。

蟹味噌ペーストの味はかなり濃いので、大量に作ると食べきるのは少しキツイ。ラップをして冷凍しておけば、1ヶ月ほどなら美味しくいただくことができる。

捨てる予定の貝がらがあれば、試してみてはいかがだろう。

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