投資信託で50%ぐらい含み損が出ています。損切りするべきですか?

みなさんから寄せられた投資や経済ニュースに関するさまざまな疑問に、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。今回は、含み損が50%くらいある場合、損切りするべきかについてです。

みなさんから寄せられた投資や経済ニュースに関するさまざまな疑問に、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。 今回は、保有している投資信託を損切りするべきか悩んでいる方からの質問です。

Q. 投資信託で含み損が50%ぐらいでています。損切りした方がいいですか?

「旧NISAで持っている投資信託で含み損が50%ぐらいのものがあります。損切りした方がよいでしょうか?」(ASさん)

A. 「含み損が50%ぐらいだと、リカバリーの可能性は低いと思います」(深野さん)

もしその投資信託を保有していなかった場合、その投資信託を買ってもいいと思うかどうかを一度考えてみてください。買ってもいいと思わないのであれば、思い切って損切りした方がいいと思います。やはり、含み損が50%ぐらい出ていると、なかなかリカバリーは厳しいと思いますので。 もしくは、他にも検討している投資信託が3本ぐらいあったとします。その中に今保有している投資信託は、ラインナップとして入ってきますか? もし、入ってこないのであれば、もう上がり目がないと、思ってしまっているのではないでしょうか。それであれば、思い切って損切りするのも手だと思います。 損切りするかの判断基準は、他にもいろいろあるかもしれません。ですが、一度気持ちをフラットにした状態で、シンプルに考えてみてはいかがでしょうか。判断するポイントの一つとして、参考にしてみてください。 教えてくれたのは……深野 康彦さん マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。 (文:All About 編集部)

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