パリ五輪女子サッカーの出場国が続々決定! 日本のほかアメリカ、スペイン、ドイツ、ブラジルなど10か国が熾烈な予選を勝ち抜く! なでしこJの“天敵”は予選敗退へ

2月28日、パリ五輪本大会の出場を懸けたアジア最終予選プレーオフの第2戦、日本女子代表は国立競技場で北朝鮮と対戦。高橋はな、藤野あおばの得点で優位に試合を進めると、相手の反撃を終盤の1点に抑えて2-1の快勝を飾った。2戦合計2-1で競り勝ち、2大会連続6回目の本大会行きを決めている。

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もうひとつのアジア枠はオーストラリアがゲットした。同日に行なわれたウズベキスタンとのプレーオフ第2戦を驚異の10-0でモノにし、2戦合計13-0。圧倒的な大差で制した。

パリ五輪女子サッカーの本大会出場枠はわずか12。今回は欧州、アジア、アフリカ、南米、北中米カリブの各エリアにそれぞれ2枠が与えられ、開催国とオセアニアに各1枠が設定された。アメリカやブラジル、カナダなど強豪国が続々と出場権を獲得するなか、注目の欧州予選が決勝ラウンドを迎えた。

欧州予選を兼ねたUEFA女子ネイションズリーグは23日に準決勝が行なわれ、フランスが2-1でドイツを下し、スペインがオランダを3-0で一蹴。この時点でスペインが出場権を確保し、開催国フランスが決勝進出を果たしたため、もう1枠は3位決定戦の勝者に付与されることとなった。昨夏の女子ワールドカップで優勝したスペインは意外にも五輪初出場だ。

そして迎えた現地28日、決勝戦(スペインがフランスに2-0で勝利)の後に開催された3位決定戦では、ドイツがオランダを2-0で撃破して歓喜の輪をつくった。なお東京五輪と昨夏の女子ワールドカップで日本を負かしたスウェーデンはグループステージで敗退。出場権を得れば英国代表として五輪参戦する可能性もあったEURO女王イングランドもそこで涙を呑んだ。

残るはアフリカの2枠のみ。4月1~9日にアフリカ4次予選が実施され、ザンビアvsモロッコ戦、ナイジェリアvs南アフリカ戦の各勝者が出場切符を掴む。本大会の組分け抽選会はそれに先立ち、パリで3月20日に開催される予定だ。

現時点で出場を決めている10か国の顔ぶれは以下の通り。

【パリ五輪女子サッカー・出場国一覧】
◆開催国(1枠)
フランス(2大会ぶり3回目)

◆アジア(2枠)
日本(2大会連続6回目)
オーストラリア(3大会連続5回目)

◆欧州(2枠)
スペイン(初出場)
ドイツ(2大会ぶり6回目)

◆北中米カリブ(2枠)
アメリカ(8大会連続8回目)
カナダ(5大会連続5回目)

◆南米(2枠)
ブラジル(8大会連続8回目)
コロンビア(2大会ぶり3回目)

◆アフリカ(2枠/4月1~9日のアフリカ4次予選で決定)
ザンビアvsモロッコ戦の勝者
ナイジェリアvs南アフリカ戦の勝者

◆オセアニア(1枠)
ニュージーランド(5大会連続5回目)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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