ホラーの帝王・スティーヴン・キング、50周年のすべてが詰まったオールカラー書籍に注目

『キャリー』での衝撃的なデビューから作家生活50年を迎え、数々の驚異的な世界的ベストセラー作品を生み出し続けているホラーの帝王・スティーヴン・キング。デビュー50周年を迎えた今年『スティーヴン・キング大全』が2月27日に発売された。

本書はキングのデビューから時系列に沿って、キング自身と作品ごとの執筆背景、周囲の影響などの解説を豊富な図版とともに掲載した決定版コンプリートガイド。

キング自身のコレクションから、個人的および仕事上の書簡、手書き原稿、本の表紙、映画のスチール写真、未公開の詩の抜粋などをたっぷりと掲載。数十年にわたるキングのインタビューも随所に引用されている。

キングの小説や映画がどのように生まれたかの裏話や、小説の着想のきっかけ、全作品のレビューも収録。巻末には、キングの全著作、中短編、映像化作品の一覧も掲載される。

■著訳者紹介
著者:ベヴ・ヴィンセント(Bev Vincent)
1961年生まれ。エッセイスト、文芸評論家。「The Dark Tower Companion」、「Flight or Fright」(邦題『死んだら飛べる』)など、キング関連の著作多数。

訳者:風間賢二 (かざま・けんじ)
1953年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。幻想文学研究家・翻訳家。1998年『ホラー小説大全』(角川書店)で第51回日本推理作家協会賞を受賞。『スティーヴン・キング論集成』ほか著書、訳書多数。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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