ゲイリー・シニーズの息子が死去、享年33歳

ゲイリー・シニーズ(68)の息子が、珍しい骨のがんを患い死去した。33歳だった。 映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』やドラマ『CSI:ニューヨーク』などで知られるゲイリーは、ゲイリー・シニーズ財団のウェブサイトで、2人で撮った一連の写真と共に息子マック・シニーズがこの世を去ったことを発表した。マックは脊椎の脊索腫(コルドーマ)により数年にわたる闘病の末、1月5日に亡くなった。

マックは、ゲーリー率いるルーテナント・ダン・バンドがツアーに出ていた際、脊髄の手術やがんの進行によって活動を休止せざるを得なくなるまでドラマーとしてツアーに同行していたという。

ゲーリーはマックとの活動について、こう振り返っている。「僕はいつも彼がツアーに加わってくれることを喜んでいたし、僕たちの使命に彼も喜びと誇りを感じ取ってくれてるのが見て取れた。特に、第二次世界大戦の英雄たちを讃えるイベントのソアリング・バラーや、ルーテナント・ダン・バンドが全米の軍病院にいる負傷者を慰問するインヴィンシブル・スピリット・フェスティバルなど、僕たちがサポートしている人たちと直接触れ合うことができるときはね。マックは9歳のときからドラムを叩いていて、並外れたドラマーだった。僕のドラマー、ダニー・ゴットリーブがルーテナント・ダン・バンドの演奏に出られないときは、ダニーの代役を務めてくれたよ。父と息子が軍隊のために一緒にロックする、素晴らしい時間だった」

またゲーリーは、2018年の夏の3ヶ月の間に妻のモイラがステージ3の乳がんにかかり、さらにマックにもがんが見つかったという二重の悲劇に家族は見舞われていたことを明かしており、モイラの病気はリンパ節を取り除く手術に成功し、その後化学療法を受けて寛解した一方、マックの脊索腫は 「100万人に1人」の割合で、アメリカでは年間平均300人しか罹患しないものだったという。

© BANG Media International