火照った身体を冷水シャワーでリカバリー 畑岡奈紗は暑くても練習

朝のプロアマから元気にプレー(撮影/村上航)

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 事前(28日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6775yd(パー72)

午前7時30分にショットガンスタートだったプロアマ18ホールを終えた畑岡奈紗は、そのままアプローチ→ショット→パターと練習場を“はしご”した。

終わったのは午後3時を回ろうかというタイミング。気温30℃超の東南アジアでも、課題と向き合う時間を大切にしている。

シンガポールは気温30℃超(撮影/村上航)

まだまだ寒い日本からタイへ入った前週に比べれば、似た気候でプレーできる今週は身体の動きやすさも感じている。大事なのは、適切なリカバリーの時間をとること。

「終わってから、やっぱり身体に熱がこもっている感じもする。水のシャワーを浴びたり、うまく対策できれば。練習をセーブするより、リカバリーをしっかりして、4日間いい状態で戦えるように」と話す。

フォトグラファー・ナサ?(撮影/村上航)

1月のフロリダ2連戦からショットのミスは右に出る傾向が続いている。テークバックでフェースローテーションが大きくなりすぎないようにするポイントは踏まえた上で、「ミスを気にしすぎると、自分で今やっていることができなくなってしまう。『やることをやって、ミスしたらしょうがない』と思いながらできれば」。割り切った思考も併せ持ちながら、地に足をつけて取り組む。

雨も多いシンガポールでコンディションも変わるとはいえ、グリーンは硬く速く仕上がっている。前週にアイアンを5、6、7番のみソール幅が少し広いダンロップ スリクソン ZX5 Mk IIにスイッチ。「ボールの高さも出てきた。特にこういう硬いコンディションだと、高さっていうのはすごくキーになると思う。生かして攻めていければ」。セッティング変更が真価を発揮する場面も増えそうだ。

直近2大会連続11位(撮影/村上航)

次週中国での「ブルーベイLPGA」は出場しないため、これがアジアシリーズの締めくくりとなる。「今週も暑いですけど、自分のベストを尽くして頑張りたい」。過去2年連続の11位フィニッシュを上回る結果を目指す。(シンガポール・セントーサ島/亀山泰宏)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン