駿台×カルペ・ディエム、東大受験生向け学習支援オプション

駿台、カルペ・ディエム

カルペ・ディエムは2024年2月27日、駿河台学園と業務委託契約を締結し、2024年度高卒(浪人生)クラス入学生向けに新設される、東大受験生向けの新しい学習支援オプションコースを担当すると公表した。

駿台は、難関校出身者の中でもうまく学習に取り組めていなかった学生、東大受験にチャレンジしたくても、周囲に知見をもつ経験者がいない環境の学生など、それぞれのポテンシャルにあわせ、手厚いサポートを拡充したいという課題を抱えていたという。

特に東大志望生の中には、教科学習以前に勉強の仕方や学習スケジュールの立て方など、生活の基盤づくりのサポートが必要なこともあり、基盤がないため「東大コース」に入っても、「授業に付いていけない」「予習・復習が間にあわない」などの理由で離脱する学生が毎年一定数存在していたという。

そこで、偏差値35から2浪を経て東大合格を果たしたカルペ・ディエム代表取締役社長、東京大学経済学部4年生の西岡壱誠氏はじめ、浪人、逆転合格経験のある東大生スタッフを擁するカルペ・ディエムが、受験生へのサポートを行う新しい学習支援オプションを担当することになった。

学習支援オプション(東大特化学習支援)は、東大合格を目指す意欲はあるが、まだ実力が十分に伸びていない学生や東大合格のロールモデルがない地域、高等学校などに在籍をしており、学び方がわからないまま受験を終えてしまった学生に、さらなる可能性を広げる機会を提供することが目的。

オプションコースは、駿台既存の「東大理系コース」と「東大文系コース」に追加される。既存コースでは基礎から東大合格までを目指す総合的なサポートが提供されており、学習を進めることで東大合格へ近づくことが可能。その中でもオプションコースは、東大合格に向けた明確な学習プランを必要とする学生に焦点をあてているという。

オプションコースでは、月曜日から金曜日は既存コースに在籍し、授業を受講する。土曜日にオプション講座を開講し、ひとりひとりの不安解消や目標到達を目的にカリキュラムを作成。なお、カリキュラムの特性から定員数を絞っているという。

駿台が長年にわたり培ってきた受験指導のノウハウと、カルペ・ディエムが有する学習指導のエキスパートの知見を組みあわせることで、東大合格への道をより明確にするカリキュラムを実施するとしている。

いろは

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