ゲーム大手米EA、従業員5%削減発表 オフィスも縮小へ

[28日 ロイター] - ゲーム大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)は28日、従業員の5%を削減すると発表した。

不動産資産削減を含む組織再編の一環で、これに伴い1億2500万─1億6500万ドルの費用を計上するという。このうち5000万─6500万ドルがオフィス縮小に、4000万─5500万ドルが人員削減関連に充てられる。

アンドリュー・ウィルソン最高経営責任者(CEO)は従業員向けの文書で、「全ての部署が影響を受けるわけではないが、(人員削減は)今回の変革で最も厳しい部分で、影響を抑えるためあらゆる選択肢を深く検討した」と述べた。

リストラ計画に関する作業は、おおむね12月31日までに完了する予定という。

昨年3月31日時点の従業員数は約1万3400人、うち65%が米国外での採用。

ビデオゲーム業界は高金利下で市場回復が鈍く、ソニー、マイクロソフト、中国の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)傘下の米ライアット・ゲームズもここ数カ月で人員を縮小している。

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