米アプライド・マテリアルズ、対中輸出巡る捜査拡大 新たに召喚状

[28日 ロイター] - 米半導体製造装置最大手アプライド・マテリアルズの対中輸出を巡る連邦当局の捜査が拡大していることが分かった。

同社は27日の開示資料で、対中輸出を巡り米証券取引委員会(SEC)とマサチューセッツ州の連邦検事局から2月に召喚状を受け取ったと明らかにした。昨年11月には商務省が「特定の中国顧客向けの出荷」に関する召喚状を送付していた。

28日の取引で同社株は2.6%下落した。

ロイターは11月、同社が規制を擦り抜けて中国半導体最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)に製品を輸出した疑いで、刑事捜査を受けていると報道。関係者によると、米司法省はアプライド・マテリアルズが正式な輸出許可を得ないまま、韓国経由でSMICに数億ドル相当の半導体製造装置を輸出した可能性があるとして調べている。

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