ボール遊びから学ぶ大切なこと ソフトボール元日本代表監督宇津木さん指導 園児の歓声響く/岡山・津山市

ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さんを講師に迎えた教室「ASOBALL(あそボール)」が27日、美作大学(岡山県津山市北園町)グラウンドで開かれ、同大付属幼稚園の年長児45人が楽しみながら体験した。

あそボールは、スポンジ製のボールと柔らかいバットを使う体験型プログラム。日本ソフトボール協会が、幼少期からボール遊びの楽しさを知ってもらおうと普及に努めている。

教室は県ソフトボール協会が主管し、同大ソフト部員が子どもたちをサポート。元気に体を動かしてウオームアップをした後、宇津木さんに基本を教わりながら、2人1組でキャッチボールをしたり、コーンの上に載せたボールをバットで打ったりした。子どもたちは「とても楽しかった。もっと打ってみたい」「ソフトボールをやってみたい」と歓声を上げていた。

宇津木さんは「ボールとバットを持った時は周りをよく見て、友だちに当ててしまったら『ごめんね』と言いましょう」と呼びかけ、「ボール遊びを通して人と人とのつながり、思いやりや協力することの大切さを学んでほしい」と話していた。

子どもたちと体を動かして交流する宇津木さん

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