プリペイドカード式の電子マネーを購入させるなどの特殊詐欺を未然に防いだとして、府中警察署が、市内のコンビニエンスストアの店長らに感謝状を贈りました。
府中警察署長から感謝状が贈られたのは、府中市内の各コンビニで働く男女6人です。受賞者らは、去年12月25日からのおよそ1か月間、店でプリペイドカードを購入しようとした人に対して声をかけ、特殊詐欺を未然に防ぎました。
そのなかでも、ファミリーマート府中四谷通り店は、店長らが声をかけ続けた結果、1か月間で3件も被害を防ぐことができたということです。
（ファミリーマート府中四谷通り店 遠藤邦大店長）
「都心のように色んな人が来るのと違って、常連さんと呼ばれる方々が多いので、そういう方と普段からどれだけ話をして、普段買っていないものを買おうとしているということで声もかけやすい。たまたまですけど、3件続けて止めれたというのは本当に良かったと思います」
府中警察署によりますと、去年、市内で発生した特殊詐欺の件数は40件で、一昨年に比べて31件減少しています。しかし、被害金額はほぼ変わっていないとして、府中警察署は今後もコンビニ店員らと連携して、声かけを強化していくということです。
