北朝鮮の金総書記、地方の「産業革命」呼びかけ 工場新設着手

Hyonhee Shin

[ソウル 29日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、全国各地に工場を建設することで地方に「産業革命」を起こすよう呼びかけた。朝鮮中央通信(KCNA)が29日に報じた。

金氏は首都平壌の東にある成川郡で工場の着工式に出席。今後10年間で毎年20地域に工場を新設する計画「地方発展20×10政策」の推進を約束した。

この計画は先月開かれた最高人民会議(国会に相当)で金氏の重要な経済政策として発表された。

金氏は式典で「今後10年以内に全国全ての都市と郡に近代的な設備と生産ラインを備えた工場を設立することは、大きな意義を持つ偉大な革命だ」と述べた。

この構想を実現するために編成された軍部隊に連隊旗を手渡し、「この部隊が発展する地域に偉大な変革の時代を創造する」と強調した。

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