大谷翔平 ドジャースキャンプ入りも引っ越し先がまだ決まらない…理由は「愛犬デコピン」か

2月28日のオープン戦に初出場する見込みだという大谷

「大谷選手の代理人はキャンプ入りするまでに、セキュリティが万全でドジャースタジアムにも近いビバリーヒルズで新居を決めるよう強く勧めていたそうです。そのため、大谷選手は3軒ほど候補となる豪邸の下見をしていました。そのエリアに住むレオナルド・ディカプリオは大谷選手の大ファンとあって、ご近所となることを喜んでいたといいます。

しかし、まだ大谷選手は引っ越していないと聞いています」(在米ジャーナリスト)

2月23日(日本時間)、大谷翔平(29)が所属するドジャースのオープン戦が、キャンプ地のあるアリゾナ州で始まった。今季は打者に専念する大谷だが、この日試合に登場することはなかった。

「ロバーツ監督によれば、大谷選手はリハビリの状態を見極めながら3月20日の開幕戦までに50打席立つ方針だそうです。2月28日のオープン戦に初出場する見込みです」(スポーツ紙記者)

キャンプ地での生活は3月半ばまで続く見込みだ。大谷は現在、球団が用意した宿舎に住んでいるという。

「今季、大谷選手と同じくドジャースに移籍してきたタイラー・グラスノー投手は先日、大谷選手と初めて会話を交わしたそうです。その後、記者から大谷選手の転居先について聞かれると『僕にはわからないよ。さっぱり見当もつかない』と笑っていました。

また、大谷選手は毎日のようにドジャースの練習場に現れていたことから、地元メディアでは転居先が『ドジャースタジアムなのでは?』というジョークまで飛び出したほどです」(前出・スポーツ紙記者)

大谷の新居が決まらない理由は金銭的なことや、セキュリティ面ではないようでーー。

「大谷選手がいままで住んでいた部屋をデコピンがとても気に入ってしまっているからだそうです」(前出・在米ジャーナリスト)

20日、大谷は睡眠コンディショニングサポート契約を結んでいる寝具メーカーの西川のインタビュー動画に登場。愛犬・デコピンとの暮らしを笑顔で語っている。

《まだ数カ月ですけどね、僕がちょうど手術して、ほとんど本当にベッドの上で何もできなかったので、ベッドに“一人と一匹”みたいなのが1カ月くらい続いたので、それが一番の思い出ですかね》

《寝る時は僕の頭のあたりにいるか足元にいるかですね。どっちにいるかは彼次第という感じです》

大谷はエンゼルス時代にデコピンと暮らし始めてから、1カ月ずっと一緒のベッドの上で過ごしていたというのだ。前出のスポーツ紙記者は言う。

「もともとコーイケルホンディエは希少種で、フレンドリーで穏やかな気質を持つ半面、しつけが難しい犬種だといわれています。繊細な面もあるそうです。1月中旬に、大谷選手がSNSでデコピンが人形にイタズラして中の綿が飛び出ている動画を投稿したことがありました。そんな“やんちゃ”な面を見せる一方で、1月下旬、大谷選手は全米野球記者協会の晩餐会でデコピンとのツーショットを投稿。なぜか物悲しげな表情を見せるデコピンに《なぜ彼がこんな悲しそうなのかはわからない》とつづっていました」

■“急な引っ越し”は「分離不安」の要因に

「スタディ・ドッグ・スクール」代表で学術博士の鹿野正顕先生はこう語る。

「昔から《犬は人につき、猫は家につく》という言い方をします。一般的に犬は飼い主との絆がいちばんなので、場所の変化には猫ほど大きな影響が出ないはずなのですが、なかには非常に神経質な犬もいます。

また、犬が急に不安が強くなって飼い主に対する執着が強くなり、飼い主から離れるととても不安になることを『分離不安』といいます。急な引っ越しがその原因として挙げられることがあります。特に幼少期から長らく同じ場所に住んでいると、そこから離れることが不安要素になることもあります」

実は大谷は今回のキャンプ地にデコピンを連れてきている。

「22日に現地メディアの取材会で、日本語で『ワンチャン、ゲンキ?』と聞かれた大谷選手は、『He is good!(彼は元気です)』と笑顔で答え、練習後は滞在先でデコピンと過ごしていると明かしていました」(前出・スポーツ紙記者)

どうやらデコピンは、甘えん坊でさみしがり屋の一面もあるようだ。そのためキャンプ地には“友達”も一緒だったーー。

「2月上旬、通訳の水原一平さんは、アリゾナ州からLAの自宅に1度帰宅しました。そして10歳と1歳のチワワ2匹を連れてキャンプ地に戻ってきたそうです。LAの自宅でよく会っていた彼らと遊べなくなってデコピンが寂しがっていたんでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

大谷は2月11日の練習で、一平とトレーナーの前で、“犬かき”のようなしぐさを見せる一幕があった。

「おそらくデコピンのことについて話していたのだと思います。山本由伸投手もトイプードルの愛犬・みかんを飼っています。まだLAには連れてきていませんが、愛犬トークで盛り上がっているようです。

大谷選手は本来なら新居はキャンプ入り前に決めたかったはずです。オープン戦終盤は韓国に場所を移し、そのままソウルで開幕戦を迎えます。移動が続き、かなり慌ただしくなりますから……。大谷選手が戸惑いながら、それでも転居を先延ばしにしたのは、“わが子”のようにいとおしいデコピンの心身の状態を最優先に考えたからなのでしょう。愛犬家の大谷選手らしいですね」(前出・在米ジャーナリスト)

22日、キャンプ地でリハビリの現状を記者に聞かれた大谷は、

「予想どおりの感じで来てはいるかなと。安心しているところは多少あるかな、という感じです」

と笑顔で答えていた。デコピンと過ごす癒しの時間が、リハビリの何よりの特効薬なのかもーー。

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