こんにちは!お蕎麦大好きKUMIです。
さいたまの田園調布と言われる盆栽町に、50年以上も人々に愛されている素敵なお蕎麦屋さんがあるのをご存じでしょうか。
今回は大好きな「手打ちそば きくち」さんをご紹介したいと思います。
風情ある住宅街のなかの古民家
最寄りの東武アーバンクライン大宮公園駅から徒歩8分。
閑静な住宅街のなかに、ぽっとそこだけタイムスリップしたみたいな、風情のある古民家があります。
打ち水してある石畳をすすむと入口です。
どうやらコラムニスト泉麻人さんも来られていた模様。嬉しいです!
お座敷に案内されます。
平日昼 12時過ぎでしたが満席で、待たずに入れたのはラッキーでした。
風味豊かな変わりそば
きくちさんのお蕎麦はどれも美味しく、リーズナブルなのですが、今回は、張り切って「天付き三色そば」にしました!注文時には太打ち麺と細打ち麺どちらにするかを聞かれます。
(私は細打ち麺が好きです。)
三食そば。左から、柚子切りとけしの実、細打ち麺。
一番左の黄色い麵が、蕎麦の実の中心部の白雪粉に、擦った柚子を練り込んだ柚子そば。
まずはつゆをつけずに噛み締めると、柚子の香りがふわっと鼻腔をくすぐります。
とてもフレッシュですっきりとした味わいです。
続いてけしの実そば。
中心部にけしの実を煎って練り込んだ変わり蕎麦で、つぶつぶした実が見え、香ばしい味わい。常連のお客様にも人気が高いのがうなずけます。
これらをさらに冷たいつゆにつけると、風味豊かな蕎麦本来のうまみがきゅっと引き締まって感じられます。うまし!!
空気感のある奇跡の天ぷら
さあ続いて天ぷらです!熱々の天つゆに大根おろしとねぎを入れいただきます。
具材は車海老、なす、れんこん、ししとう、かぼちゃ、たらの芽。
外側に絶妙の加減で衣がついてるのですが、サクサクしていてめっちゃ薄い。
空気感のある天ぷら、というのでしょうか。具と衣に空間があるのに決してはがれない。
からっと揚がっていて、天ぷらを食べてるという充実感があり、つつまれた素材の味わいがあとからじわっとくる。いつもながら、言葉を探してさまよってしまうくらい完璧な天ぷらです。
さて、これら熱々の天ぷらとお蕎麦のコラボがおいしくないわけありません!
ハフハフしながら、冷たいお蕎麦をいただくと、双方のおいしさがさらに際立ちます。もう夢中で食べて大満足!!
仕上げはもちろん蕎麦湯です。
いや~おいしかった!ごちそうさまでした。
ちなみに、わさび大好きなあまり、一気にどばっと入れたら辛かったです。
シャキシャキの白ねぎも、大根おろしも、いいアクセントになるので、天つゆにもそばつゆにも、適宜、ちょいちょい入れてお楽しみいただければと思います。
ほっとできる店内。座椅子もあり
今回周りは近所のお客様が多い印象で、高齢の方も多数おられました。
お座敷のみですが、ちゃんと座椅子も用意してあって安心です。
鯉の泳ぐ中庭の向こうにもお座敷があります。
以前子供連れでうかがったとき利用しましたが、周りの方に気兼ねせずに食事ができたのは助かりました。
リーズナブルで豊富なメニュー
メニューはこんな感じです。
きくちさんは鴨が絶品なので、鴨汁そば(つけ麺)は超おすすめ!お財布とお腹に余裕があるときは、細打ち麺と太打ち麺を両方頼んで、食感の違いを楽しむのもありだと思います。
また、なめこおろしそばや、とろろそばも是非とも味わっていただきたいです。
あとファンが多いのが、こちらの手作りあんこのそばがき入りぜんざい。
土、日、祝日は14時から16時半の休憩をはさみますが、平日は11時から19時の営業なので、お茶に訪れてもいいかもしれませんね。
ご主人の人柄がうかがえるインスタ
残念ながら、今回はお店のご主人のお写真は撮らせていただけなかったのですが、わざわざ厨房から出て、インスタのチラシを渡してくださいました!
お店のスタッフによると「恥ずかしがり屋さんなんですよ」とのこと^^
インスタを拝見すると、北海道産の上質な蕎麦粉にこだわり、ひとつひとつ丁寧にそばを打つ様子や、蕎麦や、柚子など食材の効用などを丁寧に書いていらっしゃることから、素朴なお人柄や、きくちのそばを食べて健康で幸せになってほしいという思いが伝わってますます。
毎年、3月のお花見の季節には、季節限定の桜そばが準備されます。
盆栽町通りや大宮公園など桜の名所に来られた際には、ぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです。
最後にお支払いは現金のみなのでお気を付けください。
また駐車場もあります。