3月1日は「未唯mie(ミイ)の日」!日本記念日協会に申請から認定までの手順とは

1970年代後半に社会現象にまでなった人気女性デュオ「ピンク・レディー」の未唯mieがその名にちなんだ記念日となる3月1日、東京・目黒のライブハウス「BLUES ALLEY JAPAN」で「未唯mie(ミイ)の日 LIVE」と題した公演を行う。希望する「記念日」が一般社団法人「日本記念日協会」で認定・登録される手順を紹介し、未唯mieには自身の記念日公演に向けた意気込みを聞いた。

未唯mieの所属事務所によると、日本記念日協会に「み(3)、い(1)の日」を申請し、認定されたのは2007年のこと。「他のアーティストも記念日申請をしていたことから発案しました。申請後は基本的に毎年、ファンイベント及びライブを同日に行っています。3月1日に場所が確保できない時は別日で」(事務所関係者)という。十数年にわたってファンの間では「3月1日」は恒例ライブが行われる記念日として定着している。

では、そもそも、こうした「記念日」とは、どのような手順で認定されるのだろうか。

1991年に設立された日本記念日協会(長野県佐久市)のホームページによると、業界団体、企業、個人などが自らの記念日を協会に登録したい場合、「記念日の名称・日付・由来・目的・活動」などの必要事項を所定の「記念日登録申請書」に記入し、オンライン、郵便、宅配便で協会宛に送って申し込むことが第1段階となる。その上で、同協会の 「記念日登録審査会」で検討され、「合格」となれば、所定の登録料を支払って、協会認定の正式な記念日になるという。

そうして17年前に認定された3月1日の「未唯mieの日」。今年の公演には、キーボード奏者としてピンク・レディー時代のヒット曲に関わった井上鑑がプロデュースとアレンジを担当する。井上といえば、寺尾聡、大滝詠一、稲垣潤一、アルフィー、松田聖子、薬師丸ひろ子、福山雅治ら数多くのアーティストのサウンドを手がけてきた日本ポップス界の第一人者だ。ギターは土方隆行、ベースはバカボン鈴木、ドラムスは鶴谷智生と、これまで共演してきたミュージシャンが参加する。

今年1月に行われた新年恒例の公演「ピンク・レディー・ナイト」では「今回だけです!」(未唯mie)という限定でベリーダンスを披露したほか、インドネシアの竹製打楽器「アンクルン」を使ったインストゥルメンタル曲をメンバー全員で演奏するなど新機軸を打ち出した。そして、今回の「未唯mieの日」ライブ(18時と20時45分からの2部構成)でも新たな発見がありそうだ。

昨年の記念日ライブはソロ歌手としての曲に絞ったテーマの「MIE to 未唯mie」と題した公演だったが、今回の注目点として、未唯mieは「昨年できなかったピンク・レディー楽曲も含めて、新たなアプローチを楽しんでいただきたいです」と意気込んだ。

(デイリースポーツ/よろず~ニュース・北村 泰介)

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