雨の範囲広がる 東日本の内陸は雪の所も 1日(金)は冬型の気圧配置に

 きょう(木)午後は、西日本の太平洋側で激しい雨の降る所がある見込み。夕方以降はは東日本にも雨の範囲が広がり、山沿いは雪の降る所がありそうだ。低気圧が南岸を進みながら発達するため、太平洋側はあす1日(金)にかけて強風にも注意が必要となる。なお、日本海側は週末にかけて、寒気の影響で雪や雨の降る地域が多い見込み。

■次第に雨

 西日本は午前中から雨の降っている所があるが、午後は太平洋側で局地的に激しい雷雨となる見込み。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。東日本は夕方から雨の範囲が広がり始め、関東や東北南部も今夜は傘が必要になりそうだ。東日本の山沿いや東北は雪の降る所があるため、あす(金)朝にかけて積雪に伴う路面状況の悪化に注意が必要となる。

■冬の天気分布に

 あす(金)は冬型の気圧配置に変わり、太平洋側は天気が回復する見込み。ただ、北寄りの風が強く、関東から西は花粉の飛散が非常に多くなる地域があるので注意が必要だ。日本海側は寒気の影響で、日中も雨や雪の降る所が多くなり、気温が下がる夜以降は、北陸や山陰の平地でも雪の降る所がある見込み。2日(土)午前にかけて、積雪による交通への影響にも注意が必要だ。

■寒い週末

 2日(土)は全国的に気温が低く、真冬と変わらない寒さの地域が多い見込み。3日(日)朝も冷え込む地域が多いが、昼間は徐々に寒さの緩む地域が多い見通し。週明け(月)は関東などまだ晴れる所があるものの、5日(火)~6日(水)は太平洋側を中心にぐずついた天気が続きそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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