東京商工リサーチ宇都宮支店が28日までに発表した1月の県内企業倒産整理状況（負債額1千万円以上）は、倒産件数が前年同月比4件増の10件、負債総額は48.8％増の10億8800万円だった。負債総額は2カ月ぶりに10億円を超えた。
業種別では、サービス業他が4件、製造業3件、建設業、運輸業、情報通信業が1件ずつだった。負債額は1億円以上5億円未満が4件、5千万円以上1億円未満と1千万円以上5千万円未満がそれぞれ3件だった。
原因は10件とも販売不振。新型コロナウイルス関連は6件だった。同支店の担当者は「物価高や人件費などコスト上昇の影響で、今後も倒産件数が増える可能性がある」と話した。
