カブス残留のベリンジャー 「チームをポストシーズンに導きたい」

コディ・ベリンジャーは昨季カブスで復活を遂げたあとにFAとなり、長期契約を目指していた。しかし、それが現実的ではないとわかったとき、カブスに残留することを希望した。「このチームに戻りたかった」とベリンジャー。「去年はポストシーズン進出まであと一歩だった。そのことは僕がこのチームに残ることを決断するうえで、かなり重要なピースの1つだった。このチームでベストを尽くしたいし、チームをポストシーズンに導くための手助けをしたいんだ」とカブスへの愛着を強調し、今季の目標を掲げた。

現在28歳のベリンジャーは不振が続いて2022年11月にドジャースからノンテンダーFAとなり、1年契約でカブスに加入。昨季は一塁と中堅を兼任しながら130試合に出場し、打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881の好成績をマークした。昨季「打率3割・25本塁打・20盗塁」をクリアしたのは、ベリンジャーのほかにフレディ・フリーマン、大谷翔平、ロナルド・アクーニャJr.の3人だけ。見事に復活を遂げ、シルバースラッガー賞を受賞したほか、カムバック賞にも選ばれた。

そんなベリンジャーの残留をカブスの主力選手たちも望んでいた。先月行われた球団イベントの際にも、多くの選手が何度となく「ベリンジャーに残ってほしい」と語り、ダンズビー・スワンソンは「我々はベリンジャーと再契約する必要がある」と壇上で宣言し、ファンを熱狂させた。スワンソンは「ベリンジャーとの再契約はオフシーズンのあいだを通して、ずっと僕たちが望んでいたことなんだ」と語り、ベリンジャーの残留を喜んだ。

ジェッド・ホイヤー編成本部長は「ベリンジャーの残留は正直なところ、本当に大きな意味がある。ベリンジャーがたった1年でチームメイトやファンにあれほど愛されたという事実は本当に重要なことだと思う」とコメント。「彼のフィールド上での活躍も素晴らしかったが、フィールド上だけでなく、クラブハウスでの振る舞いも素晴らしかった。だから、これほど多くの人々がベリンジャーの残留を望んでいたのは決して驚きではない」とベリンジャーがチームにとって重要な戦力であることを強調した。

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