約30年にわたり配線ミスに気付かず…走行中に列車のドアが開いた重大インシデント 調査結果公表 大分

おととし、JR豊肥本線で走行中に列車のドアが開いた問題について、国は原因はケーブルの破損と安全装置の配線ミスであると公表しました。
およそ30年にわたり配線ミスに気づけていなかったということです。

おととし10月、JR豊肥本線の豊後荻駅と豊後竹田駅の間で下りの普通列車の走行中にドアが開き、重大インシデントと認定されました。
国の運輸安全委員会が公表した調査結果によりますと、車両のケーブルの一部が破損し、そこから雨水が浸入、電気系統に異常が生じてドアが開いたということです。
また当時、安全装置が作動しなかったことについては装置の配線ミスが原因だとしています。

車両が製造されてからおよそ30年にわたり、配線ミスに気付けていなかったとして、今後は検査の際に安全装置が作動することを確認する必要があるなどと指摘しています。
JR九州は「報告書で示された再発防止策を徹底します」とコメントしています。

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