伊藤沙莉が法服に身を包む『虎に翼』メインビジュアル公開 音楽は森優太が担当

伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説第110作『虎に翼』のメインビジュアルが公開され、音楽を森優太が担当することが発表された。

2024年度前期、NHK東京が制作を務める本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。NHKよるドラ『恋せぬふたり』で向田邦子賞を受賞、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)などを手がけてきた吉田恵里香が脚本を担当する。

主人公・主人公・猪爪寅子を伊藤が演じるほか、石田ゆり子、岡部たかし、上川周作、森田望智、仲野太賀、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、戸塚純貴、岩田剛典、松山ケンイチ、小林薫らが出演する。

メインビジュアルを手がけたのは、グラフィックデザイナーの三宅瑠人と岡崎由佳。主人公・寅子の「いつも自分の足で立ち、頑張る女性」を表現しており、「ヘアメイクでいろいろな年齢に見えるように工夫し、時間を超えたビジュアルを意識しました」とその意図を語っている。また、寅子が着ている服は昔の法服のデザインをアレンジしたもののようで、「胸元のイラストは、家庭裁判所創設に携わった主人公のモデルの三淵さんにちなんで、『家庭』を感じさせるものや、寅子が出会う友人たちを象徴するもの、戦禍を表す爆撃機なども散りばめ、寅子がさまざまな人生や出来事を胸に裁判官になったことを表現して描きました」とビジュアルに込めたを思いを明かしている。

音楽を担当する森は、NHKドラマ『あなたのブツが、ここに』『海の見える理髪店』『忘恋剤』なども手がけている作編曲家。今回のオファーについて、「朝ドラの音楽を担当させていただけるものだったとは、、! 驚きと喜びで震えております」と喜びのコメントを寄せている。

コメント
三宅瑠人、岡崎由佳(デザイン)
主人公の寅子は、いつも自分の足で立ち、頑張る女性。それを表現するために、王道なポートレート写真を選び、ヘアメイクでいろいろな年齢に見えるように工夫し、時間を超えたビジュアルを意識しました。伊藤さんが着ているのは、昔の法服のデザインを参考にアレンジしたもので、胸元のイラストは、家庭裁判所創設に携わった主人公のモデルの三淵さんにちなんで、「家庭」を感じさせるものや、寅子が出会う友人たちを象徴するもの、戦禍を表す爆撃機なども散りばめ、寅子がさまざまな人生や出来事を胸に裁判官になったことを表現して描きました。ぜひ、物語との関連性を発見しながらメインビジュアルも楽しんでいただきたいです。

森優太(音楽)
『虎に翼』にて劇伴音楽を担当させていただきます、森優太と申します。自分の人生が、朝ドラの音楽を担当させていただけるものだったとは、、!驚きと喜びで震えております。
多面的で生き生きと血の通った登場人物達、規則と人間の両面をもつ司法の世界、このごまかしのない物語に寄り添い、一緒に羽ばたいていけたら、と思います。素晴らしいキャストとスタッフの皆様、最高のミュージシャンの方々のご協力のもと、この作品が一人でも多くの人の心に届き、素敵な朝を増やす力になれるよう、音楽を作ってまいります!

(文=リアルサウンド編集部)

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