奥山大史監督 池松壮亮出演 ハンバート ハンバートの同名曲が主題歌 「ぼくのお日さま」公開決定

史上最年少でサンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した、奥山大史監督の商業デビュー作「ぼくのお日さま」が、2024年秋に劇場公開されることが決まった。池松壮亮がメインキャストを、主題歌をハンバート ハンバートが務める。

「ぼくのお日さま」は、ハンバート ハンバートの楽曲と同名タイトルの作品。雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フュギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川の3人の視点で描かれる。

奥山が子供の頃に約7年間フィギュアスケートを習っていた経験から、「雪が降り始めてから雪が解けるまでの少年の成長を描きたい」と、本企画をスタート。プロットを考える中でハンバート ハンバートの楽曲「ぼくのお日さま」と出会い、その歌詞を聞いた途端に「主人公の少年の姿がはっきり浮かび、物語がするすると動きだした」という。そして、ドキュメンタリーで撮影をともにした池松壮亮のたたずまいに魅せられ、大人の目線を加えたいと思ったことから、「夢に敗れた元フィギュアスケート選手のコーチ」という池松が演じたキャラクターが作られた。

奥山大史監督は、大学在学中に制作した長編初監督作「僕はイエス様が嫌い」を手掛け、史上最年少となる22歳で、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞。是枝裕和総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務めたほか、3月4日から放送開始するNHK夜ドラ「ユーミンストーリーズ」では、第3週「春よ、来い」の演出を担当する。本作が長編2本目、商業デビュー作となり、すでにフランス公開も決定している。

【作品情報】
ぼくのお日さま
2024年秋 テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテ ほか全国公開
配給:東京テアトル
© 2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

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