シガレッツ・アフター・セックス、3rdアルバム『X’s』を7月に発表 先行シングルを公開

米・テキサス州エルパソで結成されたグループ、シガレッツ・アフター・セックス(Cigarettes After Sex)が、前作から5年ぶりとなる3rdアルバム『X’s』を7月12日(金)に発表します。フロントマンのグレッグ・ゴンザレスがテキサスで過ごした子供時代の音楽にちなんでいるというアルバムからの先行シングル「テハーノ・ブルー」が公開中です。

レコーディングはゴンザレスが当時のパートナーと住んでいたロサンゼルス ハリウッド・ヒルズのふもとにある家で行なわれました。初期のデモは、長年のバンドメイトであるジェイコブ・トムスキー(ds)とランディ・ミラー(b)とともに、2020年8月にロサンゼルスのBootleg Theaterでライヴ・レコーディングされましたが、大部分は2021年から2022年にかけて行なわれた6回のライヴ・セッションを経て、小さなベッドルームでレコーディングされたものです。キーボードにジェフ・カイトを迎え、作業終了後にはみんなで音楽を聴き、ワインを飲むリラックスした開放的なムードのなかレコーディングは進みました。

ゴンザレスは新作について、「僕はエルパソで育った。そこではテハーノ・ミュージックがすごく盛んだ。街のバーに行けば、Selena、Los Angeles Azules、La Mafiaといったアーティストがスピーカーから流れていた。当時、僕の周りにはそのような雰囲気が漂っていたけれど、僕はいつもそれを拒絶し、自分が惹かれるほかのものが好きになっていった。数年後、ニューヨークに住んでいたとき、ようやくSelenaの〈Como La Flor〉を聴き始めた。その時、この二つのサウンドをなんとか組み合わせてみようと思いついた。ちょっと不思議な感じがしたけれど、それは、青春時代に自分の周りで流れていた音楽を再発見し、ようやくつながることができたという純粋なところから来ているようにも感じた」とコメントしています。

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