市民団体が高松港の「軍事利用」に反対署名 国の「特定重要拠点」候補に挙がっていることを受け

自衛隊などが利用できる国の「特定重要拠点」の候補地に高松港が挙がっていることを受け、市民団体が軍事利用に反対する署名を香川県に提出しました。

29日は「平和憲法を生かす香川県民の会」の代表らが香川県の大山副知事に約1万2500人分の署名を手渡しました。

海自イージス艦が寄港(高松港 2019年)

国は防衛力の強化を目的に、一部の港や空港を「特定重要拠点」と位置付け、海上保安庁と自衛隊が利用できるよう整備する方針です。

提出した署名では、高松港を指定から外すことを国に求めることや、国との協議内容を県民に開示し広く意見を聞くことなどを求めています

これに対し大山副知事は「協議内容はすべて発表している。新しい情報が入れば発表する」と答えました。

(平和憲法を生かす香川県民の会/杉村智子 代表委員)
「やはり安全、命が一番ですので、本当に、県としてはそういう危ないものは来ないでと要望してもらいたい」

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