ナショナルズの右腕メイソン・トンプソンがトミー・ジョン手術へ

日本時間2月29日、ナショナルズの救援右腕メイソン・トンプソンがトミー・ジョン手術を受ける予定であることが明らかになった。「MASNスポーツ」のマーク・ザッカーマン記者によると、トンプソンは日本時間3月2日にトミー・ジョン手術を受ける予定だという。トンプソンは高校時代にトミー・ジョン手術を受けており、同手術を受けるのは自身2度目。ナショナルズは昨季チーム3位タイの51試合に登板した右腕を欠くことになり、ブルペンに穴が開いてしまった。

現在26歳のトンプソンは2016年ドラフト3巡目(全体85位)指名でパドレスに入団。2021年6月にメジャーデビューしたが、同年7月にダニエル・ハドソンとのトレードでナショナルズへ移籍した。2022年は右上腕二頭筋痛による長期離脱があったため、24試合に登板にとどまったものの、防御率2.92、被打率.211と上々のピッチングを披露。昨季はセットアッパーとしての活躍を期待され、自己最多の51試合に登板したが、4勝4敗1セーブ、10ホールド、防御率5.50、被打率.294と安定感を欠き、信頼を得るには至らなかった。

デーブ・マルティネス監督は「メイソンと話をして『キミはまだ若いんだから復活できる。長いプロセスになるけれど、復帰を目指して前向きに頑張りなさい』と伝えたよ」とコメント。「彼ならきっと復活できる。すべてが上手くいくことを願っているよ。彼とは手術後にもう1度話すつもりだけれど、(2度目のトミー・ジョン手術ということで)彼にとっては再び長いプロセスになるだろうね」とトンプソンの心情を思いやった。

トンプソンの離脱により、デレック・ロー、マット・バーンズ、リチャード・ブライアー、ルイス・ペルドモ、ジェイコブ・バーンズといったマイナー契約の投手たちにとっては開幕ロースター入りのチャンスが生まれたことになる。ナショナルズはトンプソンを60日間の故障者リストに登録してロースターの枠を空けることもできるため、FA市場でのリリーバー補強に動く可能性もあるだろう。開幕ロースター入りをめぐる争いはさらに白熱していきそうだ。

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