仏財務相、ゲオルギエワIMF専務理事の再任を支持

Andrea Shalal

[サンパウロ 28日 ロイター] - フランスのルメール財務相は28日、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事について、IMFのトップとして「素晴らしい仕事ぶりだ」と賞賛し、再任を支持する方針を示した。ブラジル・サンパウロで28日開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の傍ら記者団に語った。

ルメール氏は「クリスタリナ・ゲオルギエワ氏はIMF専務理事として素晴らしい仕事をしていると強調したい。働きぶりが優れている場合、その人が同じ職務を続けるのが良いに決まっている」と述べ、ゲオルギエワ氏の続投が適切との見方を示した。

ゲオルギエワ氏が再選されるには、フランスの支持は大きな意味を持つ。しかし欧州が指名する候補の決定には欧州連合(EU)全加盟国の同意が必要。

ドイツのリントナー財務相はロイターの取材に、ドイツはまだゲオルギエワ氏の再任を支持するかどうかを決定していないが、29日に同氏と会談する予定だと述べた。

IMF専務理事の任期は5年間。ゲオルギエワ氏は9月30日に任期満了となる。

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