中国の自動運転車、初めて長江を横断

百度の自動運転移動サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑」を利用した自動運転車が27日、湖北省武漢市の楊泗港長江大橋と白沙洲大橋を渡り、自動運転による「万里の長江の初横断」を行った。

百度の自動運転移動サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑」を利用した自動運転車が27日、湖北省武漢市の楊泗港長江大橋と白沙洲大橋を渡り、自動運転による「万里の長江の初横断」を行った。武漢市は中国初のスマートコネクテッドカーによる長江横断貫通モデル運営を実現した都市になった。科技日報が伝えた。

武漢は地形が複雑で、河川と湖沼が多く、11基の橋が長江にかかっている。長江を渡る移動は武漢の1400万住民の日常生活における最も重要なシーンだ。百度自動運転業務部の陳卓(チェン・ジュオ)ゼネラルマネージャーは、「初の長江横断は、武漢の新エネルギー・スマートコネクテッドカー産業の発展、そして人工知能(AI)に焦点を当てた発展の成果を体現している」と説明した。

AI、5G通信、ビッグデータなどの新技術の急速な発展に伴い、自動運転技術の交通輸送分野での応用が近年、加速している。クローズドテストから公道テストへ、実証実験から商業運営へと急速に発展している。

中国では現在、北京市、武漢市、上海市、広州市、深セン市などの21都市が自動運転テスト地方政策を発表し、60数社が自動運転テスト用のナンバープレートを取得している。政策の実施に合わせ、各都市は自動運転車テスト拠点の建設、人材誘致・育成の加速、産業チェーンの整備を積極的に行い、自動運転技術の急速な発展に向けてしっかりした基礎を提供している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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