ジブリパークの新エリア「魔女の谷」の内覧会が、2月28日に行われました。3月16日にオープンを控えた同エリアは、約2.9ヘクタールとパーク内では最大の広さを誇ります。
ジブリの名作「魔女の宅急便」に登場する「グーチョキパン屋」や、「ハウルの動く城」の「ハウルの城」など、ジブリ作品でおなじみの11個の建物が新たにオープン。今回はテーマパーク専門家の杉崎聡紀さんに、注目ポイントを教えてもらいました。
心くすぐるジブリパークの魅力
テーマパーク専門家 レジャーコンダクター 杉崎聡紀さん:
「一見、普段歩くような道のりですが、エリア内の建物まで行くと一気にジブリの世界観が広がります。これは感動しますね。黄色や赤、緑など、それぞれの建物のかわいらしいカラーが目を引きます」
「『魔女の宅急便』の主人公であるキキが育った『オキノ邸』です。傾斜のある坂を上った先に建てられています。この場所から見る景色に注目してもらいたいです」
「オキノ邸から見下ろすと、街並みが目の前に広がるところが素晴らしいと思います」
「グーチョキパン屋」でパンを買うことも可能
「魔女の宅急便に出てくる『グーチョキパン屋』をモチーフにしたパン屋もあります。店内では実際にパンを焼くので、香ばしい匂いに誘われて入ってしまうこともありそうです。おいしいパンを食べて持って帰ることができる。非常に魅力的な場所になると思います」
宮崎吾朗監督、父・宮崎駿監督の反応は
また同日には、報道向けの内覧会だけでなく、宮崎吾朗監督による会見も行われました。
■「魔女の谷」が完成した感想
宮崎吾朗監督:
「約7年の時間をかけてやっとここまでたどり着けたかなと。ほっとすると同時に、ありとあらゆる人たちに感謝したい気持ちでいっぱいです」
■父・宮崎駿監督の反応
「見に行くって聞いたんですよ。『ちょっと面倒くさいからいい』って言っていましたね」
「『魔女の谷』は新しい施設ではありますが、彼にとってみると、かつて自分が作った作品の何かだと思うんですね。だからそれよりも、今は別のことを考えているんじゃないかな、と思います」
※宮崎駿の「崎」は正式には「たつさき」
「ジブリパーク 魔女の谷」は3月16日(土)オープンです。五感で楽しめるスポットがたくさんあるので、足を運んでみてはいかがでしょう。