アーセナルは28日、長期離脱中だったオランダ代表DFユリエン・ティンバーがチームトレーニングに復帰したことを発表した。
現在22歳のティンバーはオランダ屈指の名門アヤックスで頭角を表し、昨年夏に推定3400万ポンド（約64億円）と報じられた移籍金でアーセナルに加入した。プレシーズンでは左右のサイドバック（SB）を主戦場にプレーし、活躍への期待が高まっていたが、昨年8月のプレミアリーグ第1節ノッティンガム・フォレスト戦で右ひざを負傷。後に前十字じん帯損傷と診断され、現在に至るまで長期離脱を強いられている。
そんなティンバーが戦列復帰に向けて着々と歩みを進めているようだ。発表によると、同選手は現地時間28日水曜日に本拠地『エミレーツ・スタジアム』にて行われたチームトレーニングに参加したとのこと。クラブが公開した動画には、チームメイトに混ざってボールを蹴るティンバーの姿が映し出されている。『ミラー』や『イブニング・スタンダード』などの現地メディアは、復帰時期について未だ不透明と伝えているが、ひざの大ケガから順調に回復していることは間違いなさそうだ。
また、同じく負傷離脱中だったウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコやガーナ代表MFトーマス・パルティも既にトレーニングに合流。『イブニング・スタンダード』が報じたところによると、両選手のコンディション調整は進んでおり、早ければ現地時間3月4日に行われるプレミアリーグ第27節で戦列復帰を果たす可能性があるという。一方で、日本代表DF冨安健洋については、両選手と比較しやや回復が遅れているとのこと。『イブニング・スタンダード』は復帰可能日として、3月9日のプレミアリーグ第28節ブレントフォード戦を挙げている。
首位リヴァプールと「2」ポイント差、2位マンチェスター・シティと「1」ポイント差の3位につけ、三つ巴のタイトルレースを展開しているアーセナル。シーズンが終盤に差し掛かるなか、確かな実力を誇る主力組が続々と復帰に近づいているようだ。
