MISIAの書き下ろし新曲「ゆびきりげんまん」が、西島秀俊主演「黄金の刻」主題歌に決定

MISIAの書き下ろし新曲「ゆびきりげんまん」が、3月30日放送の西島秀俊主演のテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻(とき)〜服部金太郎物語〜」(午後9:00)の主題歌に決定した。

「黄金の刻」は、国産初の腕時計を作り上げ、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を重厚に描いた、作家・楡周平氏による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社)を完全ドラマ化するもので、監督は「書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」や「キッチン革命」(ともにテレビ朝日系)、映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」(2020年)などで知られる豊島圭介氏が務める。

金太郎は、丁稚(でっち)奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売した。常に時代の先々を読み、義理・人情・恩義を大切にしながら、一歩ずつ己の夢をかなえていったが、一方で火災や震災など、数々の困難が彼の人生を襲う。洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして“東洋の時計王”になったのか。“希代の起業家”の一代記をスペシャルドラマとして届ける。

服部金太郎の壮年期を西島が、青年期を水上恒司が演じる。さらには金太郎を支え続ける心(しん)ある妻・服部まん役には松嶋菜々子の登場が決定しているほか、金太郎の波乱の人生を彩る役柄を演じる面々として、山本耕史、濱田岳、吉川愛。そして物語をさらに奥深くする面々として船越英一郎、髙嶋政伸、高島礼子といったベテラン勢の出演も発表され、日本を代表する演技巧者たちが集結することでも話題になっている。

主題歌として起用された新曲「ゆびきりげんまん」は、ドラマのストーリーに寄り添う形で制作された壮大なバラード。ジャケット写真にはSEIKOの時計塔が描かれ、3月29日に配信シングルとしてリリースされる。

楽曲について、MISIAは「『ゆびきりげんまん』は、未来への強い約束の気持ちです。東洋の時計王と呼ばれた服部金太郎さんは、“目標や夢に向かい努力する”と自分自身と約束をし、“そんな自分を信じてくれた人たちの想いに応える”という約束を大切にし、“一秒一秒時を刻み、正確な時間を私たちに教えてくれる”という約束を守ってくれる時計を作った方だと思います。自分を大切にして、出会いを大切にして、人を大切にする。そうやって人生という時を刻んでいこうとする服部さんの姿は、現代にも通じる大切なメッセージだと思い歌詞を書き下ろしました。約束は、いつだって未来に向かってするもの。この歌が、ドラマのメッセージを伝えるお手伝いができたら幸いです。また、未来へ歩き出す人たちの応援歌となり、新しい『ゆびきりげんまん』になったらうれしいです」と歌に込めた思いを明かした。

主演の西島は「MISIAさんがドラマ『黄金の刻』の主題歌を担当してくださり感激しています。情熱あるスタッフキャストと創り上げた物語の主題歌をMISIAさんという素晴らしいアーティストに歌っていだくことで、激動の時代を乗り越えていく人々の未来への思いをより深く感じるドラマになりました。このすてきな曲を多くの方々に聴いていただけることを願っています」と感謝のコメントを寄せている。

ドラマを手掛ける服部宣之ゼネラルプロデューサーは「98年に初めてLIVEでMISIAさんの歌声を聴いてから、いつか自分が手掛けるドラマで主題歌を歌いあげてほしい…、26年という時を経て、ようやくその夢が実現しました。国産初の腕時計を作り上げ、度重なる困難を乗り越え、日本が誇る職人、経営者となった金太郎。その生涯を飾る主題歌は、日本が世界に誇るアーティストであり、時を超え、愛され続ける存在であるMISIAさんしか思い浮かびませんでした」とMISIAの起用経緯を明かし、「このドラマのために書き下ろしてくださった『ゆびきりげんまん』は、『人生の出会いにはすべて意味がある』と考え、人と人との“つながり”や人が持つ“個性”を大事にした金太郎の生き方を優しく温かく応援してくださっているようで、今からこの主題歌をドラマと共に皆さまへお届けする日が楽しみでなりません。優しくそっと背中を押してくれる春風のような主題歌です」と期待を込め、楽曲の魅力をアピールしている。

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