海外挑戦から1年…成長続ける19歳・福田師王がドイツでの日々を語る「最初は簡単ではなかった」

ボルシアMGに所属するU-22日本代表FW福田師王がドイツでの初年度を振り返った。28日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

2004年4月8日生まれで現在18歳の福田は、神村学園高校(鹿児島)在学中の一昨年10月にボルシアMG加入が内定。第101回全国高校サッカー選手権大会・得点王のタイトルを置き土産に海を渡ると、U-19チームでのデビュー戦でいきなり8ゴールをマークした。その後も下部リーグで経験を積むと、今年1月16日にトップチームへの昇格が発表。同月27日のレヴァークーゼン戦(0-0△)で記念すべきブンデスリーガデビューを果たした。

ボルシアMGに加入して1年が経過。Jリーグを飛び越え海を渡った福田は「ドイツのサッカーはフィジカルやプレースピードが日本とは全く違うので、最初のうちは簡単ではありませんでした」と明かしつつ、「時間が経つにつれて、ヨーロッパのサッカーと高いレベルでのプレーに適応することができました」とコメント。ボルシアMGでの生活について次のように充実感を滲ませている。

「チームメイトやクラブの方々が本当によく面倒を見てくれたので、自分がここに来たばかりの頃は本当に助かりました。クラブ全体が素晴らしく、ここで過ごす時間を楽しんでいます。特に、グラートバッハ(ボルシアMG)のファンの素晴らしいサポートが大好きです。ドイツ料理も大好きですよ」

加入から約1年でトップチームへ昇格し、現在は日本代表DF板倉滉らと共に日々トレーニングを積んでいる福田。トップチーム昇格時の思いや“同郷の先輩”について「トップチームの一員になれてとても嬉しいですし、大きな自信を得ることができました。トレーニング中でも試合中でも、僕は自分の能力を最大限に発揮しようと努めています。同じ国出身の滉さんの存在は大きな助けになっています。ピッチ内外で多くのことをサポートしてくれています」と語った上で、今後のさらなる活躍への意欲を示した。

「全般的には、個人のパフォーマンスをより向上させたいと思っています。もちろん、出場時間を増やしてチームの勝利に貢献したい。ボルシアMGのためにゴールを決めて、その得点をチームの勝利に繋げていきたいです」

福田の挑戦はまだ始まったばかり。今夏には出場が期待されるパリ・オリンピックも控えており、さらなる活躍に大きな期待がかかる。

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