OWC、「Atlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダー」発表。最大転送速度5000MB/秒、実効転送速度3300MB/秒を実現

Other World Computing, Inc.(以下:OWC)は、パシフィコ横浜で開催されるカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」において、「Atlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダー」を発表した。3月下旬予定発売(Amazon OWC直営公式ストアで予約受け付け中)。想定販売価格は税込15,000円。

従来のUSB-C(10Gbps)カードリーダーは高速ではあるが、Atlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bメモリーカードリーダーのユーザーは、作業プロセスが見直されるだけでなく、他の作品やプロジェクトにより多くの時間を割くことができるほどの時間短縮と変革を可能にする。

また、OWC Atlas CFexpress 4.0 Type Bカードと組み合わせることで、最大転送速度5000MB/秒(40Gbps)、実効転送速度3300MB/秒を実現し、撮影中や撮影後のデータ管理やバックアップにかかる時間を短縮できる。

コンパクトなデザインのAtlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダーは、どんなカメラバッグにも収まる。頑丈なアルミニウム製筐体には、サーマルスロットリングを防止し、高速で信頼性の高いデータ転送を保証する効果的な新しいヒートシンクや、革新的なInnergizeスイッチなどの最先端技術が搭載されており、ユーザーはOWC Innergizeソフトウェアの機能をフルに活用できるとしている。

前面:CFexpress Type Bメモリカードスロット
背面:USB4(USB-C)ポート、Inergize切り替えスイッチ

OWCの創設者兼CEOであるLarry O'Connor氏は、次のようにコメントしている。

O'Connor氏:当社のアトラス(Atlas)シリーズは、プロフェッショナルな写真家およびビデオグラファーのためのツールであり、クリエイティブ・プロフェッショナルが直面する課題、すなわち重要な時間の節約に取り組み、障壁をとり除き続けています。このAtlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダーには、様々なコンピューターと接続できいつでもユーザーはOWC Innergizeソフトウェアの機能を使えるように独自開発のスイッチを搭載しています。

Atlas USB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダは、CFexpress 4.0 Type Bと2.0 Type Bの両方のカードをそれぞれの最高速度でサポートし、互換性に優れている。Mac、Windows、LinuxコンピュータのUSB4、USB3.2、Thunderbolt4およびThunderbolt3で動作する。さらに、iPad、iPhone、Chromebookでも動作するように設計されている。

OWCアトラス(Atlas)・シリーズ クリエイターのためのエコシステム

OWCは、Capture(記録)からCompletion(完成)までのクリエイティブの制作プロセスを通して、あらゆる人をサポートするハードウェアとソフトウェアソリューションの幅広い製品群を作り上げてきた。OWCアトラス(Atlas)エコシステムは、フォトグラファー/ビデオグラファーがカメラからの記録による作品を人々に届けるために必要な確かなツールを手にする第一歩だとしている。

OWCのInnergizeソフトウェアは、OWCアトラス(Atlas)メモリカードとカードリーダーのために設計された、必要不可欠なエコシステムの一部だ。Innergizeは、まずアトラス(Atlas)メモリカードの健康状態をチェックし、使用における信頼性を確保する。次に、クリーニング(サニタイズ)することでパフォーマンスを復活させ、ビデオ記録や連続撮影でコマ落ちしないようにする。OWCアトラス(Atlas)のユーザーは、メモリカードを最新の状態にするファームウェアをアップデートでき、OWCアトラス(Atlas)メモリカードとカードリーダーがカメラで最適に動作するようにする。

主な仕様

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