【日本薬剤師会】2月29日付けで派遣薬剤師の募集を終了へ/能登半島地震で/支援は3月上旬ごろまで実施

【2024.02.29配信】日本薬剤師会は2月29日に定例会見を開き、能登半島地震への対応について説明。2月29日付けで派遣薬剤師の募集を終了する通知を発出するとした。支援自体はおおむね3月上旬まで行う見込み。

2月29日付けで都道府県薬剤師会会長宛てに通知を発出する。

令和6年能登半島地震への対応について、各都道府県薬剤師会からの協力に謝意を示し、震災発生後約2カ月を経過し、被災地ではまだ多くの人が避難所での生活を余儀なくされているものの、地域医療体制も徐々に復旧しつつあり、支援薬剤師の必要性も減少しているとの状況を報告。その上で、石川県薬剤師会と協議の結果、都道府県薬剤師会からの支援薬剤師の派遣募集は、2月29日をもって終了することとなったと報告している。

なお、3月以降の活動状況については、派遣薬剤師の宿泊拠点となる羽咋市柴の施設を3月6日に閉鎖し、以降の本部業務は石川県薬剤師会に移管する予定。さらに、薬剤師の支援活動についても、現在配属されている支援薬剤師班が現地活動場所の整理等を行い、3月9日をもって完全撤退する(但し、1.5次避難所については3月下旬まで2名体制で継続する予定)。

今後については、できる限り地元薬剤師会での対応を予定しているものの、被災地域の事情により県外からの支援が必要になると見込まれる場合には、石川県薬剤師会と日薬にて調整の上、近隣県の薬剤師会を中心に再度協力を依頼する可能性もあるとしている。

なお、日薬としての支援は終了するものの、JMATの活動は継続されている。都道府県医師会において調整・派遣されるJMATでの薬剤師の参加については引き続きの協力を依頼している。

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