「ドジャースがMLBのエースになれると信じる理由を証明した」デビュー戦で好投の山本由伸を米メディア絶賛!王者相手に2回無失点

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸がオープン戦デビューを果たし、2023年シーズンにワールドシリーズを制したテキサス・レンジャーズ相手に2回を無失点に抑えた。山本は打者6人に対して19球、被安打1、3奪三振と完璧なピッチングを見せた。

「25歳の山本は、昨年の覇者レンジャーズを相手に2回無失点。3人から三振を奪った。ドジャースがMLBのエースになれると信じている理由を証明した」

米放送局『NBC Los Angeles』はこのように報じた。

「山本は初回、オールスター選手のマーカス・セミエンを6球で三振に打ち取り、2番のエバン・カーターに安打を許した後、ワイアット・ラングフォードを併殺打に仕留めた。2回は4番ナサニエル・ロウを3球三振に打ち取り、ジョナ・ハイムは左飛。長く意図的なワインドアップと90マイル台半ばの速球を操り、レオディ・タベラスを4球で三振に仕留めた」
同メディアはドジャースのデーブ・ロバーツ監督の試合後のコメントも紹介。「これ以上うまくはいかなかったと思う。ボールはストライクゾーンを捉え、多くのスイングも奪った。効率的だったね」と、指揮官は山本を褒めちぎった。

「山本は19球中、16球をストライクに投げ込み、完璧なコントロールを披露した。レンジャーズのロウとタベラスには、まともなスイングを許さずに三振を奪っている」

一部の米メディアは、MLBで登板経験がないにもかかわらず、投手最高額となる12年3億2500万ドル(当時約470億円)でドジャースと契約した山本に対して、“過大評価ではないか”という懐疑的な目を向けていた。しかし山本は王者相手に完璧な投球を見せ、わずか19球で自らの価値を証明した。

構成●THE DIGEST編集部

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