デュラントがサンズでキャリアを終える可能性について発言「今の段階ではイエスと言える」

今シーズンのフェニックス・サンズで、ケビン・デュラントはチームトップの平均28.0得点に6.7リバウンド5.6アシスト1.3ブロックを残し、デビン・ブッカーやブラッドリー・ビールらと主軸を務めている。

35歳のフォワードは、レギュラーシーズン通算2万8318得点でNBA歴代9位となり、平均27.31得点でも同6位と、リーグ史上有数のスコアラーとして知られている。

シアトル・スーパーソニックスとオクラホマシティ・サンダーでNBAキャリアをスタートさせた男は、これまでゴールデンステイト・ウォリアーズ、ブルックリン・ネッツでもプレーし、サンズが通算4チーム目となった。

先日公開された『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者とのインタビューで、デュラントはサンズでキャリアを終える可能性があるか聞かれてこう話していた。

「今の段階ではイエスと言えるだろう。だがあくまで言葉のあやだ。これから何が起こるか俺には分からないから。フェニックスでプレーするのは大好きだし、ここのファン、街も愛しているよ…」

デュラントの現行契約は2025-26シーズンまで。サンズはフランチャイズ史上初のリーグ制覇を成し遂げるべく、昨年2月の大型トレードでリーグ史上屈指のスコアラー獲得に動いた。

サンズにはブッカー、ビールに加え、ユスフ・ヌルキッチやエリック・ゴードン、グレイソン・アレンといった選手たちがおり、先日ロイス・オニール、サディアス・ヤングという即戦力も加え、豪華戦力を形成。

「バレーにいることで、俺たちのミッションがどんなことなのか、ここの人たちがチームのことをどれほどケアしてくれているのかは認識した。フェニックス・サンズというチームの歴史を理解し始めたし、その一員になれてハッピーだ。いつの日か、このフランチャイズのリング・オブ・オナーを受け取りたい」(デュラント)

リング・オブ・オナーとは、その球団の歴史を通して特別な貢献をし、球団を定義する助けとなった過去の選手たちやコーチ陣、フロントオフィスで尽力した人たちを表彰して称えるもの。

在籍2年目のデュラントが今すぐそのリング・オブ・オナー入りを飾ることはさすがにないだろうが、サンズがプレーオフを勝ち上がり、NBAファイナル進出、そして球団史上初優勝を飾る日が訪れるならば、リング・オブ・オナーの仲間入りを果たす可能性は十分あるはず。

2月29日(現地時間28日)終了時点で、サンズはウェスタン・カンファレンス5位の34勝24敗。6位のニューオーリンズ・ペリカンズ(35勝25敗)とはゲーム差なしで、7位のダラス・マーベリックス(34勝25敗)が0.5ゲーム差、8位のサクラメント・キングス(33勝25敗)が1.0ゲーム差で迫っているだけに、まずは6位以内でレギュラーシーズンを終えられるように勝ち続けていきたいところだ。

© 株式会社シーソーゲーム