任期満了(8月4日)に伴う福井県の小浜市長選に、松崎晃治市長(66)が5選を目指して立候補する意向を固めたことが28日、分かった。3月14日からの定例市会一般質問で正式表明するとみられる。
松崎氏は28日夜、市内で開かれた後援会の会合で幹部らに伝えた。福井新聞の取材に対し「北陸新幹線敦賀以西の整備が正念場を迎える中、市内外から中心になって引っ張ってほしいという声を多くもらった。辞めるわけにはいかない」と意欲を語った。
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過去4回の市長選は、いずれも無投票で当選。2月6日に小浜市議の杉本和範氏(44)が立候補を表明していることから、20年ぶりに選挙戦となる。松崎氏は「厳しい戦いになるだろうが、これまでの実績など粛々と訴えたい」と話した。
松崎氏は鳴門教育大大学院修士課程を修了。教職員を経て1995年に県議に初当選した。県会議長などを歴任し、4期目途中の2008年に小浜市長選に出馬し初当選した。