強風や高波の影響 漁船6隻が転覆や座礁の被害 宮城・南三陸町と気仙沼市

26日からの強風や高波による被害が拡大しています。宮城県では新たに漁船1隻の転覆が確認され、南三陸町と気仙沼市ではこれまでに6隻の被害が確認されました。

26日からの強風や高波の影響で南三陸町の波伝谷漁港で漁船4隻が座礁、気仙沼市の只越漁港で漁船1隻の転覆が確認されていました。

気仙沼海上保安署によりますと28日午後1時ごろ、職員が南三陸町の田浦漁港で転覆している係留中の漁船1隻を確認したということです。

宮城県では、これまでに漁船6隻で被害が確認されていますが、いずれも人は乗っておらずけが人はいません。油の流出に関する情報も無いということです。

宮城県では1月の大しけでワカメに11億円以上の被害が出ていて、地元の漁協では天候の回復を待って被害状況を確認することにしています。

1月の大しけによる漁業被害を受け、宮城県は29日から塩釜市と石巻市、気仙沼市にある地方振興事務所に窓口を設け、電話や対面で融資などの相談を受け付けています。

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