千葉県いすみ市は２０２５年４月に小学校に入学する新１年生を対象に、リュックサックに近い感覚で使える軽量のランドセルを無償で提供する、県内初の取り組みを始める方針です。
いすみ市によりますと、この事業は長引く物価高騰を踏まえて、子育て世帯への経済的な負担を軽減させようと実施します。
配布するのは、リュックサックに近い感覚で使える軽量ランドセルで、想定している重さは１キロ未満と軽いため、児童の身体的な負担の軽減が期待されるほか、色も選べるようにする予定です。
配布の対象は市内に住所があり、２０２５年４月に市内の小学校などに入学する予定の児童で、２０２４年４月には保育所やこども園を通じて保護者に案内を出し、２０２５年３月の卒園式のころの配布を目指します。
なお、２０２５年４月入学予定の対象者数は２１０人を見込んでいて、市は軽量ランドセルの購入費用を含む事業費として３３３万８０００円を計上した新年度の当初予算案を、２月２７日に開会した定例市議会に提出しています。
