令和6年能登半島地震 引き続き活発な地震活動に注意

1月1日に発生したM7.6(最大震度7)の地震以降、地震の発生数は増減を繰り返しながら大局的には緩やかに減少していますが、平成16年(2004年)新潟県中越地震や平成28年(2016年)熊本地震などと比較しても、地震回数は多く推移しています。

■今後の地震活動の見通し
最大震度5弱程度以上の地震が発生する可能性は、1月1日に発生したM7.6の地震発生当初に比べ、1/10程度と徐々に低くなってきました。しかし、石川県能登地方ではこの1週間(2月22日以降)でも震度1以上を23回観測するなど、M7.6の地震前に比べて地震活動は依然として活発な状態です。

■防災上の留意事項
1月1日に発生したM7.6の地震により揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、復旧活動などを行う場合には今後の地震活動や降雨・降雪の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。

一連の地震活動は当分の間継続すると考えられますので、M7.6の地震後の活動域及びその周辺では、引き続き強い揺れを伴う地震への注意をお願いします。海底で規模の大きな地震が発生した場合、津波に注意する必要があります。

■震度1以上の地震回数(2月29日12時00分現在)
1月1日16時以降、震度1以上を観測した地震が1699回発生しました。(震度7:1回 震度6弱:2回 震度5強:8回 震度5弱:7回 震度4:48回 震度3:171回 震度2:429回 震度1:1033回)

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