「命の危険感じてパニックに…」ブロックで男性殴り殺害事件 正当防衛として無罪主張 福島

去年6月、福島県いわき市で、元同僚の男性をコンクリ―トブロックで殴り、殺害した罪に問われている男の初公判が29日に開かれ、男は「殺意はなかった」と起訴内容を否認しました。

殺人の罪に問われているのは、いわき市の無職・遠藤丈騎被告(40)です。遠藤被告は去年6月、いわき市内の駐車場で元同僚の男性の顔をコンクリートブロックで殴るなどして殺害したとされています。

29日の初公判で、遠藤被告は「暴行したことは認めるが、殺意はなく、無我夢中で反撃したことが原因」と話し、起訴内容を否認しました。

検察側は、冒頭陳述で被告が周囲に助けを求めず、ブロックで顔を殴った行為は殺意があったと指摘しました。

一方、弁護側は激しいもみ合いで被告が命の危険を感じてパニックになりブロックで殴ったと述べ、正当防衛だとして無罪を主張しました。

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