“うるう日”の影響で運転免許のシステムに障害 過去には「1時間の降水量が968ミリ」と異常な値も

愛媛県警の運転免許のシステムに障害が発生し、運転免許証が作成できない状態となりました。

愛媛県警によりますと、運転免許を管理するシステムに障害が発生し、29日の午前8時40分ごろから運転免許センターと警察署で、運転免許証の作成ができない状態となりました。

復旧作業の結果、運転免許センターでは午前10時半頃、警察署では午前11時30分過ぎまでにシステム障害は復旧しました。

このトラブルに伴い、県警は運転免許の更新について有効期限を期限を延長する対応をとっています。

県警では1月にも、免許が作成できないトラブルが発生していました。

今回のトラブル、29日が「うるう日」だったことがシステム障害の原因だということですが、過去、県内でも2月29日には様々なトラブルが確認されていました。

今から24年前、この年はコンピュータの誤作動が懸念された2000年問題の年で県庁には「元日」だけでなく「うるう日」の前にも対策本部が設置されるなど、警戒が強まっていました。

そうした中、うるう日の当日、愛媛県内11か所の郵便局でATMが作動しないトラブルが発生。

(当時の郵便局長)
「通常、電源が自動的に上がるという状況だったんですが、きょうは立ち上がらないと」

また、気象台の観測システムにもトラブルが発生し、1時間の降水量が松山で968ミリ、宇和島で265ミリと、実際とはかけ離れた異常な値が記録されました。

過去にはこのようなトラブルもあったようですが、県警では今回のトラブルを受け「県民にご迷惑をかけ申し訳ない今後とも適正に業務を遂行していく」とコメントしています。

© 株式会社あいテレビ