強肩が武器の巨人・山瀬慎之助、バットでもアピール 勝負の5年目開幕一軍なるか

高卒5年目の巨人・山瀬慎之助は、開幕一軍入りへアピールしている。

巨人の捕手事情でいえば、昨季打率.281、16本塁打、守っても盗塁阻止率.349をマークした大城卓三が正捕手に君臨し、ベテランの小林誠司、岸田行倫の3人が昨季まで起用されることが多かった。山瀬は昨季までの4年間はみっちりファームで経験を積み、昨季もファームでチーム最多の69試合でマスクを被り、打撃でも打率.268、5本塁打、26打点の成績を残した。

5年目の今季は春季キャンプ一軍スタートを切り、オープン戦では守備から途中出場した2月23日の阪神戦で、同日の1打席目に湯浅京己の147キロストレートをライト前に弾き返した。2月27日の日本ハムとの練習試合では、二塁まで座ったまま二塁牽制を見せるなどマスクを被った8イニングまで3失点にまとめ、打っても4回の第2打席にライト前に適時打を放った。

4年目までファームで実戦経験を積み、5年目の今季は大卒の新人たちがプロ入りしてくるシーズン。今季は一軍で経験値を積んで、来季以降に繋げていきたいところ。まずは攻守に一軍の実戦でアピールしていき、開幕一軍を掴みたい。

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