大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

「深海1号」第2期プロジェクトの総合処理プラットフォームで、最後の組み立てブロックを吊り上げて取り付ける巨大クレーン船「藍鯨7500」。(資料写真、海口=新華社配信)

 【新華社海口2月29日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)は28日、大型深海ガス田「深海1号」第2期プロジェクトの総合処理プラットフォームの海上取り付け作業が全て完了したと発表した。これにより、中国南部海域初となる四つのプラットフォームで構成される海洋天然ガス田生産クラスターが無事完成した。

 同プラットフォームは海南省三亜市から約90キロ離れた同省の崖城海域に位置する。下部のジャケットと上部の生産設備からなり、高さは約136メートル、総重量は1万4千トンを超える。

大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

溶接を行う作業員。(資料写真、海口=新華社配信)

 今回取り付けが完了した上部の生産設備は総重量が7500トンを超え、甲板の投影面積は標準的なバスケットボールコート5面分に相当する。高さ100メートルを超えるジャケット部分はすでに深さ90メートル近い海底に設置されており、鋼管杭12本を海底から105メートルの深さまで打ち込んで固定している。

大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

取り付けが完了した「深海1号」第2期プロジェクト総合処理プラットフォーム。(資料写真、海口=新華社配信)

 同プロジェクトの劉康(りゅう・こう)マネジャーによると、取り付けを終えたプラットフォームは深海の石油・ガスを受け入れ、処理する上で重要な設備で、崖城ガス田生産プラットフォームと共に海洋天然ガス田生産クラスターを構成し、南部海域における海洋天然ガスの処理と集中輸送の中枢となり、中国の海洋天然ガス生産能力のさらなる向上のため、より強固な基盤を築くという。(記者/陳子薇)

大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

取り付けが完了した「深海1号」第2期プロジェクトの総合処理プラットフォームや崖城生産プラットフォームからなる海洋天然ガス田生産クラスター。(資料写真、海口=新華社配信)

大型ガス田「深海1号」第2期プロジェクト、総合処理設備が完成

切削を行う作業員。(資料写真、海口=新華社配信)

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