便利なスマートホームが1台で! 壁掛け型Alexaデバイス「Echo Hub」登場

アマゾンジャパンは、2023年9月に発表したAlexa対応のスマートホームコントロールパネル「Echo Hub」を、Amazon.co.jpで2月22日から販売を開始した。価格は2万5980円。

Amazon初のスマートホームコントロールパネル「Echo Hub」

スマートホーム製品を簡単にコントロール

Echoシリーズ新製品となる「Echo Hub」は、タッチパネル対応の8インチディスプレイを搭載し、スマートカメラや照明、スマートロック、スマートプラグ、エアコン、スピーカーなどのスマートホーム製品を音声やタッチ操作で簡単に一括管理して操作できる製品。対応するホームネットワーク規格は、Zigbee、Thread、Bluetooth、Matter規格。近接センサーも搭載しており、赤外線技術を活用して人が近づいたことを検知できるほか、Ringプロテクトプランに登録しているAlexa対応カメラ「Ringデバイス」を組み合わせると、動画から静止画を切り出して「Echo Hub」上で確認できる「スナップショット機能」も利用できる。

発売に先立ち、プレス向けに開催した説明会では、2023年のブラックフライデーの期間中、「DIY・製品工具・ガーデンカテゴリ」でスマートホーム製品が販売ランキングの上位を独占するなど、国内でもスマートホーム市場が拡大しつつあると説明。「Echo Hub」は、製品名の通り、スマートホーム製品の「ハブ」であり、特に憧れのスマートホームを新たに始めたい方や、すでにスマートホーム製品を複数利用中の方におすすめだと紹介した。

「Echo Hub」の位置づけ

大画面のディスプレイを備えたスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズは、デスクやキッチンなどに設置する据え置き型。一方、薄型8インチディスプレイとスピーカー・マイクを備えた「Echo Hub」は壁掛け設置となる。電源はUSB-Type C。細かい設定はどちらもAlexaアプリを利用する仕組みだが、「Echo Hub」では、ディスプレイのタッチ操作だけで、連携する機器の制御やウェブカメラで撮った映像の確認などができるので、給湯器やHEMSの壁掛けリモコンに近い操作感となる。

壁に設置した「Echo Hub」(左)と室内のイメージ。事前に定型アクションを設定しておくと、「Echo Hub」の画面にタッチするだけで、自動的にカーテンの開閉や照明のオン・オフ、スピーカーからの音楽再生などができる

なお、本体にはマイクのオン/オフボタンを備えており、オフにすると音声での操作はできなくなる。また、音声録音の削除が可能など、プライバシー保護対策にも配慮している。

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