近畿最大規模のジビエ生産拠点 「UDA GIBIER FACTORY」が完成

近畿で最大規模となるジビエの生産拠点が宇陀市内に完成し、記念の式典が開かれました。

市内の山あいに完成した「UDA GIBIER FACTORY」。宇陀市では、シカやイノシシによる農林業への被害が多発しており、対策として捕獲されるシカやイノシシは年間で合わせて1500頭に上るといいます。しかし、その大半が穴を掘って埋められるなどしており、処理のあり方も課題となっていました。そこで、捕獲したシカやイノシシをジビエとして有効活用しようと、施設の設置が決まったものです。

ここでは、年間およそ1000頭の処理が可能で、近畿で最大規模のジビエ生産拠点となります。施設内で加工された食肉は、主に需要の高い関東方面や地元の飲食店向けに出荷する予定です。

また、宇陀産のジビエを材料にした加工食品をふるさと納税の返礼品にする計画で、命をムダにしない取り組みがここから始まります。

宇陀市 金剛市長

「獣害対策の大きな一歩になると思っています。ここで生産されたジビエの肉が全国で愛されるように頑張ってまいりたいと思います。」

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