山下知事 運転免許センター移転計画「撤回の意思はない」

橿原市にある運転免許センターの移転などをめぐり、県の計画の撤回などを求める要望書が橿原市の亀田市長から出されたことを受け、29日山下知事は計画を変更するつもりはないと改めて強調しました。

老朽化が進む橿原市の運転免許センターをめぐっては、1月山下知事は田原本町に移転すると発表しました。しかし要望書では、橿原市と県警が協議を進めてきたにも関わらず、令和5年11月ごろ市内の第一候補地が選定外となったうえ、今回の計画発表ではその3日前にしか新たな移転先を知らされなかったとして、撤回と丁寧な議論を求めています。

これを受け会見を開いた山下知事は市の担当者には何度も移転をめぐる経緯を伝えており、要望書の内容は事実に反していると否定し、計画を変更するつもりはないと強調しました。

山下知事

「基本的には決める主体は県であると認識しています。県の施設なので。(計画の)撤回の意思はございません。」

また山下知事の就任以来県が発表した施設の再編について、中南和地域の22の市町村長から連名で「丁寧な説明」と地元との「綿密な連携」を求める要望書が出されていることについてはー

山下知事

「丁寧な説明って同じことを3回とか5回言ったらそれで丁寧になるんですかね。そういう印象操作みたいな議論には私は付き合いません。県の移転計画に関して何かこういう理由で納得できないというのがあれば言ってください。いくらでも説明しますんで。ただ単に丁寧じゃない丁寧じゃないと言われても、こっちは丁寧に言ってますよと。」

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