番組でも共演するマツコ・デラックス（左）と有吉弘行はワンツートップ
さまざまなメディアに出演し、人気を博している“毒舌タレント”たち。一歩間違えれば炎上するリスクを抱えているため、ただ悪口を言えばいいわけでもないという、難しい立ち居振る舞いが求められている。
では、現在視聴者から支持されている“毒舌タレント”とは、いったい誰なのか。本誌は全国の男女500人にアンケートを実施。毒舌で知られるタレント15人のなかから、「いちばん好きな毒舌タレント」について1人を選んでもらった。
【第4位】上沼恵美子：37票
「とにかくおもしろい。嫁姑問題、夫婦間の話に共感できる」（70代女性・専業主婦）
「攻撃する感じではなく、ダメなことはダメと的確に指摘している感じで、嫌みを感じない」（40代女性・パート）
「歯に衣着せぬ物言いが好き。大阪弁も心地いい」（60代男性・会社勤務）
「いつも正直で明るく、思ったことは気持ちいいほどはっきり発言されて勇気をもらえる。笑いも絶対にあり、楽しい」（60代女性・パート）
「ラジオ番組で、おもしろいお話を毎週、繰り広げられています。小さいことや日常のことからおもしろく話題を展開される頭の回転の速さは、天才的と感じることが多々あります」（40代男性・その他職業）
「生活のなかで『あるある』『そうやねん』と心のなかに潜む闇をスパッと言い当てながら、同調できる小気味よさが、もやもやを払拭してくれる。あとくされなし」（70代女性・パート）
「何事も本心で発言していると思うので信頼できる」（30代女性・専業主婦）
【第4位】高嶋ちさ子：37票
「バラエティに強くてバイオリンもできておもしろい」（10代女性・学生）
「バイオリニストとして一芸に秀でており、いままでの人生で大変なご苦労をされていると思うから」（70代男性・無職）
「トゲはあるが、話がわかる人」（30代男性・無職）
「家族との会話も毒舌混じりでキツイけど、顔は笑顔だし、その毒舌さえも嫌な言い方ではない」（30代女性・パート）
「まじめな方で、はっきりもの申すところがとても好感が持てる。サバサバしていて人間性が好み」（20代女性・会社勤務）
「自分が思ったことをズバッと発言しており、見ていておもしろい。毒舌だけど誰も傷つけず、かつ自分を持っているためかっこいい」（10代女性・学生）
【第3位】ビートたけし：43票
「毒舌でも正論だ、と思うことが多々あるから」（70代女性・専業主婦）
「意外と優しさを持ち合わせていそうだから」（60代男性・会社勤務）
「敵意・悪意のない毒舌で楽しめるからです」（10代男性・学生）
「発言内容がごもっともなので、聞いていて不愉快にはならない」（30代女性・会社勤務）
「毒舌と、口が悪い・性格が悪いのは違う。ビートたけしには、知識や人生経験などに裏打ちされた、説得力のある一言二言に魅力があるから、こちらもその毒を受け入れられる」（40代男性・その他職業）
「発言に根拠がある。かなり読書などして勉強されていると感じる」（40代男性・会社勤務）
【第2位】有吉弘行：73票
「言葉選びが絶妙で独特で、センスがあるから」（20代女性・学生）
「自分と価値観が同じように思える。トークの内容が、まさに自分が思っていたことと同じことを言う場面もけっこうあるため」（50代男性・会社勤務）
「見ていておもしろいし、嫌みを感じないから。昔のことを思うと、こういうジャンルでよかったなと思います」（50代女性・会社勤務）
「相手がおいしくなるような毒舌だから」（40代男性・自営業）
「司会進行がうまい。芸人をおもしろくいじってくれるし、毒舌をはいた後の笑顔がかわいい」（10代女性・学生）
「なんとなく優しさを感じる」（20代女性・専業主婦）
「ある程度場をわきまえていると思うから」（60代女性・専業主婦）
【第1位】マツコ・デラックス：137票
「毒舌だけど、周囲の方々につねに気を遣いながらお話をされていて、好感が持てる」（50代女性・専業主婦）
「あらゆることに博識で、知識と経験にもとづいたうえで率直な感想を述べているので、ただ相手を拒絶したり暴言を吐いているのではない、と感じることができるから」（50代男性・自営業）
「あの大柄体型にしっかりメイク。おもしろいことも言うし、見ていて笑える」（50代女性・パート）
「みんなの思っていることを代弁してくれる」（30代女性・専業主婦）
「自分自身のよくないところも自覚してさらけ出したうえで、他者への毒舌発言や鋭い指摘などをしているので、見ていて不快感や意地悪さを感じない。すっきり見られる」（30代男性・会社勤務）
「思いやりや優しさが垣間見られる。嫌味はあまり感じない」（70代女性・専業主婦）
「はっきり言ってくれてスッキリする。ちゃんと筋が通っているから好き」（30代女性・会社勤務）
思いのほか、みんな“毒舌”の裏に愛情を感じているようだ。
