ストレスで1人暮らしなのに食費は「月6万円」です。どうすれば食べすぎを防げますか? さすがに高すぎですよね…

1人暮らしの食費はどれくらいが目安?

総務省が発表している「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2023年における単身世帯の食費は年間55万6693円です。1ヶ月あたりに換算すると4万6391円になります。食費の内訳は次のとおりです。

__穀類:3万5422円(1ヶ月あたり2952円)
魚介類:2万9163円(1ヶ月あたり2430円)
肉類:3万482円(1ヶ月あたり2540円)
乳卵類:2万2208円(1ヶ月あたり1851円)
野菜・海藻:4万5801円(1ヶ月あたり3817円)
果物:2万3903円(1ヶ月あたり1992円)
油脂・調味料:1万9791円(1ヶ月あたり1649円)
菓子類:4万9680円(1ヶ月あたり4140円)
調理食品:9万4673円(1ヶ月あたり7889円)
飲料:4万1138円(1ヶ月あたり3428円)
酒類:2万2994円(1ヶ月あたり1916円)
外食:14万679円(1ヶ月あたり1万1723円)
賄い費:758円(1ヶ月あたり63円)__

内訳では、調理食品・外食の割合が高くなっています。単身勤労者世帯に限定した場合の食費は年間56万8295円です。1ヶ月あたりに換算すると4万7358円です。

以上の結果から、1人暮らしで月6万円の食費は平均よりやや高いといえます。単身世帯よりも1ヶ月あたり1万3609円、単身勤労者世帯の平均よりも1ヶ月あたり1万2642円多く使っています。毎月の食費が気になる場合は、食生活の見直しが必要といえるでしょう。

ストレスで食べ過ぎてしまうときの対策

ストレスで食べ過ぎてしまうときは、どのように対処すればよいのでしょうか。おすすめの対策を紹介します。

・食べ物のストックを減らす

手の届く範囲に食べ物をストックしておくと、ストレスが溜まったときについ手が伸びてしまいます。食べ過ぎが気になるときは、食べ物のストックを必要最小限に減らすとよいでしょう。近くに食べ物がなければ、むしゃくしゃしたときに別の対処法を探せます。

・自分を責めない

食べ過ぎてしまうと自分を責めたくなる人は多いでしょう。気持ちは理解できますが、自分を責めるとさらにストレスは溜まってしまいがちです。食欲を我慢できなくなるほどストレスが溜まっている現状を受け入れることも大切です。自分を責めずに自分を許すと、食欲を抑えられることがあります。

食費を抑えるため意識したいポイント

毎月の食費が気になる場合は、次の点を意識しましょう。

・調理食品と外食を控える

「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、調理食品と外食の合計は食費の約4割を占めます。つまり調理食品と外食を控えると、食費を抑えられるケースが多いことになります。ストレスで食べ過ぎてしまう場合も、できるだけ自炊を心がけましょう。

・作りすぎに注意する

自炊する場合は、作りすぎに注意が必要です。「足りなかったらどうしよう」などと考えて作りすぎると、食べ過ぎてしまうだけでなく食費も多くかかってしまいます。食べ過ぎや食費が気になる場合は、適量を考えて料理を作るようにしましょう。

ストレスによる食べすぎに注意

単身世帯における1ヶ月あたりの平均の食費は4万6391円です。ストレスで食べ過ぎて、1ヶ月あたり6万円かかっている場合は、食生活を見直すとよいでしょう。自分を責めず、食べ物のストックを減らすと、食べ過ぎを防ぎやすくなります。調理食品や外食を控えると、食費を効率よく節約できます。

自炊する場合は、作りすぎにも注意が必要です。本記事の内容も参考にしつつ、そもそもどうすればストレスがなくなるのかも考えるようにしましょう。

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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