「貝をとってもらうこと自体が難しく…」浜名湖の潮干狩り 6年連続中止へ 名物のアサリ不漁続き“壊滅的状態”

浜名湖・弁天島周辺での観光潮干狩りが2024年も中止する方針であることが分かりました。これで6年連続の中止です。

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ゴールデンウイークの浜名湖といえば観光潮干狩り。浜名漁協への取材で、2024年も中止の方針であることが分かりました。中止は6年連続。2013年以降でみると9回目の中止です。

浜名湖のアサリは不漁が続いていて、2010年には年間5000トンを誇った水揚げ量は2021年には100トンにまで減少。2023年秋以降は「壊滅的状態」だということです。

<浜名漁業協同組合 渥美敏組合長>
「お客さんに貝をとってもらうこと自体が難しくなっている。とっていただくと補給しなければいけないので、その補給もままならない。残念ですね」

浜名漁業協同組合は、3月1日からは保護のために、禁漁区を設けるほか、人工的にアサリを増やす取り組みにも一層力を入れたいとしています。

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