静岡県伊東市にある「伊豆シャボテン動物公園」では、たくさんの動物や、広大な温室で飼育されているサボテン・多肉植物を見ることができます。
そんな伊豆シャボテン動物公園で2月29日から飾られている「おひなさま」……一見かわいらしいひなまつりの段飾りですが、よく見ると……?
「お内裏さまとおひなさま、二人並んで♪」……二人どころではありません。こちらの展示は三人官女、五人囃子までもがサボテンの「しゃぼてんひなまつり」なんです。
お内裏様には「金鯱(きんしゃち)」、おひなさまには「雪晃(せっこう)」と、さまざまな品種のサボテンが起用されており、役に扮した特徴的な形をしています。
ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを祈る年中行事で、その起源は不明ですが、平安時代には川に形代を流して厄払いをする「流し雛」などの風習が行われていました。
江戸時代初期には形代の名残をとどめる「立ち雛」「座り雛」といった男女一対の簡素な人形が作られるようになり、幕末までには官女・随身などの人形や小道具が添えられ段飾りになるなど、豪華になっていったとのことですが、サボテンとのコラボは珍しいですね……!
また、展示期間中は伊豆シャボテン公園公式SNS 、 YouTube にて、名物スタッフさんによるサボテン解説生配信も予定されています。
寡黙な友達として近年人気が高まっているサボテンたちのおひなさま。とても気になりますね……!
展示場所:伊豆シャボテン動物公園
営業時間:9時30分 - 16時00分(季節により変動あり)